>タイ国鉄は基本的に予約の必要はありません。
>2等座席でも空席があれば当日にチケットは購入できます。
>もちろんフアランポーンやアユタヤで購入できます。
結構知らない人が多いようですので(かく言う私も最近知りました)、タイ国鉄の複雑な発券ルールをご紹介します。これ、知っておくとちょっとは役に立つと思います。
タイ国鉄では、乗車区間の距離が乗車列車の全運転区間の距離に占める割合によって、発券開始日が異なります。具体的には下の通りです。
・乗車区間が、乗車列車の全運転区間の60%以上の場合
→ 乗車日の90日前から発売
・乗車区間が、乗車列車の全運転区間の25%以上60%未満の場合
→ 乗車日の30日前から発売
・乗車区間が、乗車列車の全運転区間の25%未満の場合
→ 乗車日当日に空席がある場合に限り発車1時間前から発売
つまり、バンコクからアユタヤまで、チェンマイ行きやウボン行きの列車に乗車しようとした場合、自動的に当日空席がある場合にしか指定席は確保できません。そのため、#109や#75にクルンテープ駅からアユタヤまで乗車しようと思った場合、当日空席がない場合、「STANDEE」と書かれた乗車券を渡されます。立ち席です。
「アユタヤまで立ち席の乗車券を買わされた」という報告を時々聞くのは、このためです。
となると、どうしても確実に着席したい場合には、以下の二つの方法を取るしかありません。
1)座席指定のない普通列車・郊外列車に乗る前提でスケジュールを組む
2)日程に余裕がある場合には、乗車列車の全運転区間の25%以上の距離を越える駅まで乗車券を買う(下車前途無効)
また、ディーゼル特急“スプリンター”はタイ人にも外国人にも不人気のため(値段が高いから)、ソンクランやイベント開催時を除いて事前予約で満席になることはあまりありません。ですので当日でもかなりの確率で座席が確保できます。
どうぞご参考にしてください。
ちなみに・・・・・
>最後に3等座席ですが「すべて自由席」です。
すみません。これは完全に間違いですよん。
快速,急行,特急の3等座席車は原則指定席です。但し、地方では実質自由席になります。